10月14日 基本計画調査特別委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 新基本計画の施策体系についてですが、墨田区の将来にとって国際化が大変重要だと思います。新基本計画では、国際観光都市を目指していますが、国際化は観光だけではありません。例えば、錦糸小学校では約46%の子どもが外国人です。また、墨田区のものづくりでも外国のマーケットが大変大事です。日本文化も墨田区から相撲や葛飾北斎を世界に発信していく、そして世界から人が集まるまちをつくっていくことが大事だと思います。是非、新しい計画では、もっとすみだ北斎美術館に重点を置いていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

◎企画経営室長(関口芳正君) 
 井上委員おっしゃるとおり、墨田区はこれまでも、国際化に力を入れてまいりましたけれども、東京スカイツリーができ、そして次にすみだ北斎美術館ができ、さらには2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際には、国技館がボクシング会場になるということで、これは世界から注目され、また人が集まってくる、そういったまちになっていくということは、確かなことでございます。そういった中で、今回の新基本計画の施策体系の中でも、これまでの「国際理解を進め」という表現から、「国際理解を深め」という表現に一歩進めまして、更に国際化、国際理解についての施策を強化、重点化しております。今後、そのように進めていこうと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

◆委員(井上ノエミ君) 
 新基本計画では、これまで513にあった、外国人に対するコミュニティ施策がなくなっていますが、私は、外国人に対する施策はとても大事だと思います。例えば、災害のときに日本語がよく分からない外国人のための対策も必要です。是非、外国人からアンケートをとって、何が必要か調べて、コミュニティでの対策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

◎企画経営室参事(岩瀬均君) 
 貴重なご意見ありがとうございます。
 513につきましては、先ほどの説明でも申し上げましたが、533に統合するとともに、文言を「国際理解を深め」とさせていただきました。このことにつきましては、事務的で申し訳ありませんでしたが、一つは今回重要度が非常に下がってしまったこと。また、事業数が大変少なかったということもありまして、533の施策に統合して、今まで以上に事業を進めたいという思いがありまして、統合案とさせていただきました。ただいま、関口企画経営室長からも答弁いたしましたし、また、井上委員からも災害の事例で意見がございました。また、明日、有識者懇談会も開かれますので、これらの意見を踏まえて、もとの形に戻すかどうかにつきまして、検討をさせていただくとともに、外国人のコミュニティに関する調査につきましては、今後、新しい施策を構築する際にアンケート調査を行いますので、その機会を捉えて、具体的に調査をさせていただきたいと思っております。